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無題
今回は大事に至らず良かったですね。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
無題
リーダーは、次回から自戒をこめて気をつけてください。
Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 比良山系で尼崎の学生が死亡 熱中症 登山道で意識失う
過去の死亡例>
18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
無題
やまびこ 山では何があるかわかりません。
最新の知識と学習をしっかりなさって挑んでください。
以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
無題
やまびこ ご参考までに。
http://yamayakenta.blog51.fc2.com/blog-entry-460.html 【遭難カルテ153】 白馬岳で落雷、一時2人不明に
今回は大事に至らず良かったですね。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
無題
リーダーは、次回から自戒をこめて気をつけてください。
Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 比良山系で尼崎の学生が死亡 熱中症 登山道で意識失う
過去の死亡例>
18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
無題
やまびこ 山では何があるかわかりません。
最新の知識と学習をしっかりなさって挑んでください。
以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
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やまびこ ご参考までに。
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ことしも、なつが、おわり、ました…。
今回はもういろいろいろいろあっていろいろでした。ええ。
Bパーを一言で表すと
こののんべえどもがっ!!!
という具合でたのしかったです。
酔っ払いを眺めてによによしていました。合宿では宴ですね!
しかし。
逆光ならフラッシュたけばいい、ことに気付いたのが合宿終了後だったのはほんとうに悔やまれます。ああ…わすれてたあああ…。人物が暗いよ!あとピント合ってなかったり残念だよ…。
来年は!全力で日焼け対策しましょうね!まじで。
ほんで一本のときの水ポリにもポカリはもうデフォで良いんでないの?
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今回は大事に至らず良かったですね。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
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18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
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以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
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やまびこ ご参考までに。
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今回は大事に至らず良かったですね。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
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Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 比良山系で尼崎の学生が死亡 熱中症 登山道で意識失う
過去の死亡例>
18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
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やまびこ 山では何があるかわかりません。
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以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
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今回は大事に至らず良かったですね。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
(3)登山と熱中症
地球温暖化の影響を受けて、2001年夏も猛暑であったが、新聞、TV等のマスメディアで盛んに耳にされた言葉に「熱中症」があった。
熱疲労は俗に日射病といわれているもので、脱水で循環が虚脱した状態である。気分が悪くなり、めまい、頭痛、吐き気などの軽い神経症状を起こす。熱けいれんは脱水に対して水分のみを補給した結果、血液中の塩分が低下した状態で、手足やお腹の筋肉のけいれんを生じる。脈拍や呼吸数が増加し、口唇のしびれ感が生じる場合もある。
マスコミが話題にした「熱中症」は、多くが重篤な熱射病のことである。熱射病では体温が40℃以上にもなり、意識障害、全身けいれん、呼吸循環異常、筋硬直などが生じる。
高熱から多臓器不全へ進行し、死亡する場合もある。死亡率は30%前後と高い。熱射病は労作性と古典的とに分けられる。労作性日射病は登山などの激しい運動で放射熱が追いつかなくなって生じるもので、高温でなくとも起こる。
古典的熱射病は閉め切った車内や室内などの高温多湿の環境で生じ、汗腺の働きが弱い老人や子どもに多い。
熱中症を予防するには日頃の心がけが必要である。夏の初めは暑さにからだが慣れておらず、汗腺の働きも不十分で熱中症になりやすい。暑いからといってクーラー浸けにならず、暑さに徐々にからだを慣らすようこにする。また、体調不良時には運動をしない、激しい登山には次第に馴化を図るなど早めの配慮も必要である。
登山に際しては、炎天下の激しい登山をなるべく避ける。塩分を含むスポーツドリンクを積極的に飲むようにし、脱水を予防する。うつ熱を生じないように衣類をこまめに調節する。
体温調節中枢は後ろの首筋にあるので、後頭部を直射日光にさらさないように、帽子で覆うか、タオルをかける。
熱中症を起こしてしまった者は、涼しい場所に移し、仰向けに寝かせて下肢をやや挙げる。
衣類を緩め、熱の放散を促す。
自分で飲める場合には水分と食塩を摂取させる。
筋けいれんには筋肉を軽くマッサージする。
意識障害が改善しない場合には病院へ迅速に搬送することが必須である。
しかし、山の中は下界と異なり、救急車がすぐ飛んできてくれるというわけではない。
登山中は、一層、早期発見と軽症の段階での対処が重要である。
リーダーは、次回から自戒をこめて気をつけてください。
Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 比良山系で尼崎の学生が死亡 熱中症 登山道で意識失う
過去の死亡例>
18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 比良山系で尼崎の学生が死亡 熱中症 登山道で意識失う
過去の死亡例>
18日午後1時20分ごろ、大津市木戸の比良山系打見山(1108メートル)の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が倒れたと、友人が119番した。大学生は滋賀県の防災ヘリで病院に運ばれたが、死亡が確認された。大津北署は熱中症に起因する心不全とみている。
同署によると、大学生は午前9時ごろから中学校時代の友人5人と山に入った。午後1時ごろ、歩くスピードが遅くなり、体調の不良を訴えたあと、意識を失った。当時、同市南小松の気温が34度で大学生の体温が40度を超えていたことから、医師が熱中症と判断したという。
山では何があるかわかりません。
最新の知識と学習をしっかりなさって挑んでください。
以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
最新の知識と学習をしっかりなさって挑んでください。
以下、過日の北海道の事故。
最悪の事態・用意をいつも念頭においていたら、助かった命だったかもしれない。
テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か−大雪山系遭難事故・北海道警
『8月17日16時7分配信 時事通信
北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した』
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